気になる本を読んでみた

ジャンルは問わずに雑食な読書感想を

#84「三千円の使いかた」原田ひ香

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(2018年4月初版発行)

 

お薦めコーナーにあったので手に取る。

内容も確かめずにただ何となく。

 

ベストセラーであることも、

ドラマ化されたことも知らずに。

 

お金に関する知識の話を絡めながら、

章ごとに家族のひとりひとりにスポットが当てられていく。

 

女性が主人公になると節約術の話が多くなり、

男性が主人公になるとあまりお金に執着していないという内容になるのは、

著者が女性だからなのかもしれない。

 

私自身が最近、家計のことや稼ぎ方のことで考えることが多いので、

読んでいてとても共感出来る内容であり、

ストーリー展開も絶妙でとても面白い本だった。

 

著者が最近出した本も話題になっているようなので、

そちらもぜひ読んでみたいと思っている。

 

#83「三毛猫ホームズの好敵手」赤川次郎

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三毛猫ホームズシリーズの短編が4話。

 

片山兄弟や部下の石津との関係を掴むためにも、

最初の作品及び初期のものは読んでおいた方がよい。

 

サクサク読める。

起承転結がはっきりしているのも心地よい。

 

だが、4話目だけ分かりにくい描写が多く困惑した。

どうやら他の作品のオマージュのようだが、

内容が撮っ散らかってしまった印象を受けて残念。

 

#82「61歳で大学教授やめて、北海道で「へき地のお医者さん」はじめました」香山リカ

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(2024年2月初版発行)

 

精神科医としてテレビやメディア出演の多数ある香山リカ氏が、

現在このような状況になっていることは全く知らなかった。

 

現在著者は平日は北海道のへき地で、

精神科のみならず総合的な診療を行い、

2週間に1度東京で精神科診療をしている。

そのようになるに至った経緯をこの本では述べている。

 

母や師と仰ぐ人物の死をもとに、

「一隅を照らす」心持ちとなり、

遠回りをしながらも転職活動を続けて現在の地位を得ることとなった。

 

現在の勤務地には有名な恐竜の化石があるなど、

もともと興味のあったものとリンクしており、

さらには日ハム新庄監督就任も、

北海道生活移転への後押しとなり、

新生活を楽しんでいる様子が伺える。

 

「60代でも自分の人生を楽しまなくちゃダメ」

母親に言われた言葉を胸に、

著者は前向きに生きているのである。

 

#81「師匠はつらいよ 藤井聡太のいる日常」杉本昌隆

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(2023年6月初版発行)

 

将棋で現在圧倒的な強さを誇る藤井聡太の師匠、

杉本氏が週刊文春で連載していたコラムをまとめていたもの。

どことなく飄々としながらウィットにも富む文章で、

読んでいてとても心地よい。

 

杉本氏が師匠でなかったら今の藤井聡太の強さはあったのか?は

何とも言えないところだが、

間違いなく藤井聡太の強さを

上手く伸ばしている師匠なのだろうなあ、と思わせる。

 

杉本氏本人ももちろん将棋界では強豪であるのだが、

藤井聡太が凄すぎるがためにあくまで「藤井さんの師匠」としての扱いになるが、

それをむしろ楽しんでいる雰囲気まで伝わってくる。

 

いい師弟関係だなあと思う。

藤井聡太側の視点でも読んでみたいけどあるのだろうか?

#80「その本は」又吉直樹/ヨシタケシンスケ

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(2022年7月初版発行)

 

内容もよくわからないまま手に取って読んでみた。

 

面白かった。

 

本が好きな王様が、

目を悪くして読むことが出来なくなり、

代わりに世界中にあるいろいろな本を読んできて、

教えてほしいと頼まれた2人の旅人が仕入れてきた本の話を聞く・・・、

といった内容。

 

「珍しい本」「面白い本」をお題にした大喜利のような内容が続くが、

途中の第7夜で出てくる少年少女の話が主題なのかなあと、

思わせるちょっとしんみりするいい話。

 

可愛らしい絵もふんだんに使われているため、

2時間もかからず全部読める。

 

エンターテイメントとしてよく出来ているので、

機会があったらぜひ読んでほしい本。